医学生実習・見学

体も心も生活も診る。
「くらし密着の医療」を体験しませんか??

王子生協病院は、地域医療や家庭医療・プライマリヘルスケアの実践の場として、毎年多くの医学生さんの実習や企画参加を受け入れています。
医療従事者の仕事体験(研修医同行・在宅医療・診療所)や、地域医療体験(患者さん懇談・在宅訪問・地域住民によるヘルス・プロモーション活動)など、参加者の希望に合わせて実習カリキュラムを作成します。どうぞお気軽にお問い合わせください。

実習内容

一般外来診療見学、家庭医外来見学、もの忘れ外来見学、病棟診療同行、研修医体験(患者さん担当)、在宅訪問診療同行、多職種実習(病棟看護・訪問看護・リハビリ・薬剤師・栄養・MSW・介護などスタッフ同行)、病棟カンファレンス見学、退院前家屋調査同行、回復期リハビリ病棟食事介助、診療所実習、介護施設実習(老健・通所リハ)医療生協班会参加、地域住民とのまち歩き、青空健康チェック参加、街頭なんでも相談会参加、「患者中心の医療」カンファレンス参加、初期・後期研修医ふりかえり(レジデントデイ)参加、患者さん訪問インタビュー(入院・在宅)、ボランティア体験(患者送迎・受付補助)他。
※体制等の都合により、希望日に体験できないものもあります。

実習内容の紹介

  • 医師同行実習(診療所・病院)
    よくトレーニングされた診療所の家庭医は、地域で発生する健康問題や疾患の約80%に対応できます。
    プライマリケアの、小児~老人医療といった幅広い分野の流れを実感すると同時に、きちんとした診断をつけセレクトし、あるときは地域におけるよろず相談から、時には白血病の発見もあるのです。
  • 在宅医療実習
    在宅医療実習は医師の往診、訪問看護・リハビリなどを通して、患者さんの生活実態をリアルに知ることが出来ます。高齢者の一人暮らしや介護の問題、退院後のケアなど、医療と生活を結びつけて考える実習は、どんな進路に進まれる方でも一度は見る価値ありです。
  • 研修医体験
    研修医体験
    当院では1年目研修医から主治医になり、治療方針についても研修医に考えさせるスタイルを実施しています。研修医1名~2名に指導医が1名着き、その上に統括指導医を置く屋根瓦方式を実践しています。
    研修医が孤立しない体制を整えるとともに、どの医師にも質問できる雰囲気があります。
  • 多職種同行実習
    多職種同行実習
    ほくとの地域医療は、患者さんを取り巻く多様な問題に対応するため、チームで行っています。職種を越えたチーム、病院と診療所、入院と在宅、他法人や行政との連携など、さまざまな人達が関わって、患者さんの健康を支えています。
  • v
    医療生協活動実習
    地域医療は医療者だけで行うものではありません、ほくと医療生協の活動は地域との「共同の営み」です。 医療従事者も地域の一員として、住民と一緒に悩み、学び、楽しみながら問題解決に取り組んでいます。

実習例①

テーマ:①患者さんの生活も診る医療活動について学ぶ
②患者さんとのコミュニケーションを体験する

○月△日(火曜日)
 
08:40
病院受付に集合
08:50
医局朝礼参加
09:00
訪問診療同行
12:30
昼食
13:30
インタビューレクチャー&準備
14:00
患者さんインタビュー※1
15:00
インタビューふりかえり※2
16:00
実習ふりかえり
17:00
終了
  • ※1
    病棟や患者さんのお宅でインタビューを行う。
    “患者”ではなく、○○さんとして、その方の人生や価値観を聞く。
  • ※2
    インタビューを通して、学んだこと、気付いたこと、できなかったこと、疑問点などをふりかえる。
    また、医療者が患者さんの話を聞くことの意味を考える。

実習例②

テーマ:①現場見学を通して、診療所の地域での役割を考える
②地域のヘルスプロモーション活動の見学を通じて、健康について考える

○月△日(金曜日)
 
08:40
診療所に集合
08:50
診療所朝礼参加
09:00
外来or訪問診療同行
13:00
昼食
 
 
14:00
地域ヘルスプロモーション活動見学※
16:00
実習ふりかえり
17:00
終了

※人々が自らの健康をさらにうまくコントロールし、改善していけるようになるプロセスのこと。
 地域の健康づくり、コミュニティ、町づくりなど

実習要綱

対象者 各大学医学部の1~6年生
低学年の実習も大歓迎です。
期間 ・基本的にいつでも実習可能です。(土日祝日を除く)
内容 「外来診療見学」「往診同行」「病院見学」
「地域住民へのインタビュー」「初期研修プログラム制度説明」
お申し込み方法 下記連絡先までお申し込みください。
お申し込み
お問い合わせ先
東京ほくと医療生協 王子生協病院 
医局事務学生担当 佐々木・麻生
電話番号:03-3912-7210(医局直通)
メールアドレス:oji-ikyoku@tokyohokuto.or.jp

奨学金制度・奨学生活動

将来の仲間として、一緒に学びませんか?

民医連では、卒業後民医連の病院・診療所で働くことを考えておられる医学生のみなさんに、勉学費用や文献の購入など、充実した豊かな学生生活が送られるように就学資金援助制度を設けています。奨学生になると、下記のような活動に参加できます。

活動紹介

東京民医連奨学生ミーティング

月に一度、各大学にいる東京民医連の奨学生が集まって学習と交流を行います。ゲスト講師によるテーマレクチャーをはじめ、学生による学習会発表、医師と学生でつくるケースカンファレンスなど、様々な学びと対話を楽しめる場所になっています。もちろん、学習後は交流会で盛り上がります。

個別学習、フィールドワークと発表

地域医療、医療制度、被災地医療、差別や貧困などの社会問題、平和、憲法…など、医療と社会にまつわる様々な事柄について、奨学生の興味と関心に沿って学びのサポートをします。座学だけではなく現場に足を運び、人に会って考えることを大切にします。

奨学生実習

将来の医師像について考え、仲間となる医師や多職種スタッフ、地域の共同組織の皆さんとのつながりを作る機会として現場実習に参加していただきます。

奨学生合宿

年に一度、ミーティングを通して学んでいるテーマに沿ってフィールドワーク合宿を行います。熊本、沖縄、広島、長崎、群馬、福島など、様々な社会問題が起きている現場に足を運び、当事者から話を聞き、奨学生同士で学び、遊び、語り合いながら交流を深めます。

制度概要

制度のあらまし
  1. 東京民医連の奨学生制度は、「民医連綱領」「総会方針」を学びながら、奨学生活動に参加しようとする医学生の勉学の要望にこたえ、経済的援助を行うことを目的としたものです。
  2. 奨学生は、「民医連綱領」「民医連の医療福祉宣言」の主旨にもとづき、国民の生命と健康を守る医師となるため、医学・医療の勉学に励みます。
  3. 奨学生は、病院実習・及び奨学生ミーティングのなどを通じて、民医連の行っている患者さんの立場にたった医療活動を学び、理解します。
  4. 奨学生の対象は、国内の医学部に在学の方で、この奨学生制度の主旨・目的を理解した方とします。また、現在ほかの奨学金を受給している方も貸与の対象となります。
奨学金貸与額 月額8万円
応募資格 医学部在学中、または入学が確定している方(原則、日本国内の医学部医学科が対象)
手続き方法
  1. 申請を希望される方は、東京民医連(または王子生協病院)医学生担当までご連絡下さい。面接のうえ申請の方法や奨学生制度の詳細などを説明させていただきます。
  2. 申請にあたり、必ず東京民医連に加盟する病院や診療所での実習を行い、民医連の医療活動を知ったうえでご判断下さい。
  3. 申請書類は、「戸籍謄本」「履歴書」「小論文」の他、「契約書」「申込書」「返済に関する覚書」「推薦書」が必要となります。また2名の保証人が必要となります。
返済免除 民医連が指定する医療機関での勤務期間に応じて返済を免除します。
その他
  1. 何らかの事情で奨学生を辞退した場合、それまで受け取っていた奨学金は返済していただきます。
  2. 定められた主旨に反する行為、または著しく民医連綱領に反する言動・行為を行った場合は、奨学金の支給を停止し、支払った奨学金の返済を求めます。
  3. 奨学金の支給決定は、ご本人との面接のうえで行われます。
お申し込み
お問い合わせ先
東京ほくと医療生協 王子生協病院
医局事務学生担当 佐々木・麻生
電話番号:03-3912-7210(医局直通)
メールアドレス:oji-ikyoku@tokyohokuto.or.jp

パンフレットダウンロード

医学部 奨学金制度のご案内
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